新しいデータだけでなく、過去に遡って、長期間にわたるデータの推移を見たい場合は「累年統計」が便利です。
累年統計とは、各種統計資料を時系列で整理・集大成した統計書です。
■ 代表的な累年統計書
資料名 | 関西大学の所蔵 (所蔵情報へのリンク ![]() |
インターネット公開 (提供元ウェブサイトへのリンク ![]() |
完結昭和国勢総覧 | 所蔵あり | なし |
明治大正国勢総覧 | 所蔵あり | あり(国立国会図書館デジタルコレクション) |
日本長期統計総覧 | 所蔵あり(旧版もあり) | なし |
日本の長期統計系列 | (刊行なし) | 更新終了(WARPにて保存されたページへリンクします) |
数字でみる日本の100年 | 所蔵あり(旧版もあり) | なし |
日本経済統計集 | 所蔵あり | なし |
例えば『完結昭和国勢総覧』は、第1回国勢調査が行われた大正9年から昭和63年まで、幅広い分野の主要統計を網羅し、その推移を総括しています。戦時中の統計や、植民地関係のデータも収録されています。
その他、明治・大正時代なら『明治大正国勢総覧』など、求める統計の時期・時代によって資料を選ぶと効率が良いでしょう。
ここでは「日本長期統計系列」を紹介します。
検索機能はありません。あらかじめ、調べたい統計がどの分野に入っているか把握しておき、目次から閲覧します。
この例の場合、まず「第10章 エネルギー・水」分野を選択します。
引き続き「水」の項を参照すると、昭和31年からの水道普及率の推移データが取得できました。
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統計データを取得・利用する際には、利用上の注意や用語の解説を必ず確認しましょう。 特に累年統計の場合、長期間に渡るため途中で項目名が変更されたり、集計方法に変更が生じたりしている場合があるので、特に注意が必要です! |