今月のテーマは 「100」の本です。タイトルに「100」 (百) が入っている本を選んでみました。
探してみると、100 という言葉を含んだ様々なタイトルがあることがわかります。歴史系なら「~ の100年」、試験の参考書では「~ 100問」、文学なら「百人一首」などなど。意外とどのジャンルにも100 を含んだ本があります。
ちなみに、総合図書館の開架閲覧室に所蔵されていてタイトルに100 がある本をOPACで調べてみると、なんと千冊以上ヒットします。100 という言葉の幅広さがうかがえます。
皆さんも興味のある分野で100 の本を探してみてはいかがでしょう。意外な一冊が見つかるかもしれません。
ボタンひとつで洗濯から乾燥までしてくれる最強の時短家電。古くは手動洗濯機から現代の洗濯乾燥機まで、その発明と進化の歴史をたどります。(Y)
かの百人一首にならい、有名歌人たちが近代以降の短歌から選び抜いた新たな「百人一首」。各首に解説がついているので、その魅力をより深く知ることができます。(E)
ロックにクラシックと多くの曲を作品へ登場させてきた村上春樹を、音楽評論家たちが曲から読み解いてゆく濃厚な文芸評。Spotifyにプレイリストもあるので聴きながらぜひ。(S)
英国の憲法になっているマグナ・カルタは英語ではなく中世ラテン語で書かれている。話者が絶え"死語"となった言語の辞書を100年かけて編むことの意義と意志を取材する。(MU)
動物と自然に迫る深刻な問題や、「国旗にはためく自然」といった興味深いテーマなどを地図化。身近なところから環境を見直すきっかけにもなるかもしれません。(MO)
百年の孤独
G・ガルシア=マルケス [著] ; 鼓直訳
昨年ついに文庫化され「世界が滅ぶ」とまで噂された話題作。常識破りのストーリーと世界文学屈指の大スケールをぜひ一度味わってみてください。(E)
《サモトラケ島のニケ》の左の翼はブランディングの賜物だった。 芸術をつくるのは誰か、百年で伝統を謳い定着させる是非を問う、批判に礼賛を織り交ぜた一冊。(MU)