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統計情報の探し方:論の根拠や裏付けに

キーワードから探す方法

「ある事柄についての統計データを探したい」
というように、統計データが掲載された資料が特定できていない場合は、そのキーワードをもとに探します。

ふたつの方法を説明します。

 

① データベースを使って検索する … 具体例 と 注意点

② 統計ガイドを使って探す … 注意点

① データベースを使って検索:e-Stat

e-Stat:政府統計の総合窓口 」での探し方を紹介します。

「e-Stat:政府統計の総合窓口」(以下e-Stat)は、総務省統計局が運営するウェブサイトで、無料公開されているデータベースです。
インターネット環境があれば、学内/学外 どこからでも自由にアクセスできます。

登録・公開されているデータ形式   用途に応じて使い分けましょう
EXCELやCSV、PDF形式のデータ
 

e-Stat上で、統計表の加工やグラフの作成ができる形式のデータ

次のボックスで、具体例で解説します ↓ ↓

e-Stat 具体例

 各都市の「タクシーの初乗運賃」のデータを探す


1.検索キーワードを入力する

トップページの「キーワードで探す」欄に、求めるデータを探すためのキーワードを入力します。


この欄を使用すると ファイル形式/データベース形式 両方をまとめて検索します。

2.検索結果一覧画面

両方にヒットがあった場合、データベース形式が優先的に表示されます。
切り替えるには、画面左の「データベースから探す」あるいは「ファイルから探す」をクリックします。選択されている側が、  赤背景  で表示されます。

 

3.統計の閲覧・ダウンロード

タイトルの隣に表示されているアイコン( EXCEL  DB 等)をクリックすると、当該データを閲覧・利用できます。

下図は、ファイル形式の一覧画面でEXCELのアイコンをクリックしたところです。ダウンロードができるので、利用したい形に編集できます。

 

結果一覧画面で、データのタイトル部分をクリックすると調査の概要情報が表示されます。

政府統計URL」からは、調査機関(ここでは総務省統計局)のウェブサイトへリンクします。ここには、利用上の注意用語の解説などが掲載されています。

入手したデータを誤って理解・利用することのないよう、こちらもきちんと目を通しておきましょう。

 

  e-Stat 注意点

キーワード検索は、入力する言葉によって結果が大きく変わります。ですから結果を見ながら、入力する言葉を変える工夫が必要です。

上記の例で言えば、例えば「初乗運賃」で検索しても、ヒットしません。データが「初乗運賃」で登録されているためです。
 

また、e-Statで検索できるのは、所管する省庁が登録した統計のみです。国の全ての統計が収録されているわけではありません

② 統計ガイドを使って探す

冊子体で発行されている 統計ガイド を使うと、公的統計だけでなく、民間の統計も含めて調査できます。
 

■ 代表的な統計ガイド

資料名 関西大学の所蔵
(所蔵情報ヘのリンク  )
インターネット公開
(提供元ウェブサイトへのリンク  
統計情報インデックス 所蔵あり なし
日本統計索引 所蔵あり なし
官庁統計徹底活用ガイド  所蔵あり(年度により別書誌) なし
民間統計徹底活用ガイド 所蔵あり なし
民間統計ガイド 所蔵あり あり(日本財団図書館ウェブサイト)

 

下図のように、「ある事柄」について、様々な切口からの統計資料を探すことができます。

 

 統計ガイド 注意点

掲載内容はそれぞれのガイド出版当時の情報です。

掲載されている資料が、特に民間統計資料の場合、刊行が止まっていることもあるので注意しましょう。

ただし、刊行停止後も、調査元のウェブサイトで引き続きデータを公開していることがあります。一度確認してみるとよいでしょう。