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らいぶらりログ ―ILL係の見た図書館: たまには頭をやわらかく-難問編-

日々、文献のコピーと貸借本の発送にいそしむILL係が、作業中に出会った魅力的な情報をレポートします。
たまには頭をやわらかく - 難問編 -

2020/09/30UP

こんにちは、ILL係です。前回の判じ絵はいかがでしたか?

今日はこちらの雑誌を紹介します。

 


(「少年世界」1巻1号, 表紙,  博文館)

 

「少年世界」は児童文学者の巖谷小波(いわや さざなみ)によって刊行された

明治時代を代表する少年雑誌です。


1895年に創刊され1933年頃まで出版されました。

幸田露伴、田山花袋、泉鏡花らも執筆しています。

 

相互利用で他大学からの複写申込が多い雑誌ですが、

実はこの雑誌には毎号クイズが掲載されています。

今回はこんな判じ絵を見つけました。なにが書かれているか、わかりますか?

(「少年世界」16巻6号, p.79, 博文舘)

 

絵の一部が点線になっています。さかさまになっている絵もあります。

これらをどう読むかがカギになってきます。

ヒントは、16巻6号は4月15日発行、定期増刊・学期始めの号です。

答えは画像をスライドさせると見ることができます。

<判じ絵回答>

・輪っかの「わ」

・釜に濁点で "がま" だけど下半分が消えているので「が」

・四つの"ん"で「四ん(しん)」

・蛾はそのまま読んで「が」

・菊がさかさまになっているので「くき」

・"のし" の下半分が消えているので「の」

・木はそのまま読んで「き」

・帽子、といきたいところですが、ここは「ぼう」と読みます

・”わに" の下半身が消えているので「わ」

・これは難しいですが、菜っ葉の「な」

・カニがさかさまなので「にか」

ということで答えは

「わがしんがくきのきぼうわなにか」

(我が新学期の希望はなにか)

でした!

うまく判じ当てた方、残念ながら”見事な御褒美”はございませんので

あしからずご了承ください。

 

 

新学期にちなんだ問題でしたが、関西大学も秋学期が始まりました。

総合図書館では2020年9月21日(月)~2021年1月30日(土)まで

企画展「向き合う、広がる、新学期:Sustainable Development Goals」

を行っています。

これからの大学生活に役立つ図書が展示されていますので

参考にしてみてください。〔Y〕

 

◆書誌詳細
少年世界
博文館. -- 1巻1號 (明28. 1)-. -- 博文舘.
 別ウィンドウで開く


◇関西大学総合図書館の開館時間はこちら
https://opac.lib.kansai-u.ac.jp/利用サービス/開館カレンダー 別ウィンドウで開く
 

◇企画展のご案内(総合図書館)はこちら
https://kansai-u.libguides.com/c.php?g=915665&p=6753904

◇書庫の利用方法はこちら
https://kansai-u.libguides.com/c.php?g=753401&p=5396987#s-lg-box-wrapper-20047639

このガイドの作成者

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図書館  ILL係
ILL係とは、「学外相互利用(ILL)」業務を一手に引き受けている、図書館の中のセクションのひとつです。 もっと気軽にILLを活用してほしいという思いを込めて、いろいろな角度からILLの便利さ、奥深さ、コツ、ツボを、皆さんにお伝えいたします。