2022/1/27 UP
こんにちは。ILL係です。
今年も図書館をよろしくお願いいたします。
新年一回目のらいぶらりログは、
クイズから始めたいと思います。
次のうち、本の部位の名称として、
実際にあるものはどれでしょう?
A. 歯
B. のど
C. はな
答えは最後に発表しますので、
お楽しみに!
さて、みなさんは本の部位の名称をご存じでしょうか。
表紙や裏表紙、背表紙は有名なところですが、それ以外はどうでしょう。
日々、ILL係は本と触れ合っているので、
自然と本について詳しくなります。
実は本には、人の体と同じ名前がつけられている部分がいくつかあります。
たとえば、ページの中央部分は「のど」といいます。
ちょうど開いた本を口に見立てたとき、口の奥にある部分です。
一方、わたしたちが本を開く時に指をかける、
外側のページの部分は「小口」といいます。
その名の通り、本の口元にあたりますね。
ILLで他館に本を貸し出す際、ここに汚れなどがあれば
「小口に汚れあり」と相手館に伝えます。
また、本には「耳」もあるんです。
本の背表紙にぴょんと飛び出た角の部分を「耳」と呼びます。
こうして見ると、本にも人間みたいに
体があるように見えませんか。
本に触れる際は、人と同じく大切に接していただけると
司書としてありがたく思います。
ということで、冒頭のクイズの答えは、
B. のど
でした!〔E〕
※ちなみに、はなという部位はありませんが、
綴じ部分の背の上下両端に付けられた布のことを
「はなぎれ(花布)」といいます。