2022/5/20 UP
こんにちは、ILL係です。
新緑たけなわの季節ですが、私たちはいつも通り毎日、
資料のコピーをとったり本を包んだりしてもくもくと作業しております。
今回は、総合図書館1階にある、新着雑誌コーナーの話です。
図書館で雑誌の新刊を全文複写することはできませんが、一定の条件のもとILL複写ができるため
私たちも頻繁にこのコーナーに出入りしています。
そして紹介したいのは、この雑誌架の扉を開いた"中身"です。
新着雑誌コーナーの書架は、扉を開けるとバックナンバーを配架する棚になっています。
こちらは「アエラ」ですが、本紙にまざってサイズもタイトルも異なる雑誌が見えます。
「アエラ」の棚。猫いっぱいの「ニャエラ」、推しがいるかも「スタイルマガジン」、お金の最新知識「アエラ・マネー」など、大学図書館ではあまりお目にかかれないタイプの資料が並んでいます。
こちらは「週刊朝日」の扉の中。
季刊文芸誌「小説トリッパー」や、60日分のパズルが楽しめる「ハレやか朝日脳活マガジン」。2021年は「オリンピック総集編」が2冊。本誌と同じサイズの増刊号で、出場校の戦力データが熱い「甲子園」も定番人気です。
こちらは「週刊東洋経済」の臨時増刊です。
本誌の数倍もの厚みがありますが増刊扱いの企業データバンクシリーズ。「株価総覧」など利用頻度の高い資料です。
これらの増刊号は、本紙とまったく異なる内容の資料ですが、
本紙と同じ"巻号"がつけられており、関西大学図書館では同じ場所に置かれています。
蔵書検索で”小説トリッパー”などと検索してもヒットしないので、
探すときには何の雑誌の増刊号で、それが何巻何号なのかを調べる必要があります。
また、東洋経済の臨時増刊などタイトル検索できる資料もありますので、
わからないときはレファレンス係にご相談ください。
最後はこちらのレアアイテム。
「俳句」の別冊付録「俳句手帖」。自作の俳句をしたためるためのノートですが、枠外に季節の俳句の掲載があります。
この「俳句手帖」は増刊ではなく付録扱いで、製本されずに廃棄されるため、
カレント雑誌コーナーに置いてある間だけのお楽しみです。
さて、総合図書館では5月から順次、雑誌の製本作業が始まっております。
作業中は利用ができず、製本後は書庫に移動してしまいますので、
今回紹介した増刊号が棚の中にずらりと並んでいるのも今だけ。
ぜひカレント雑誌コーナーを訪れて、雑誌棚の扉を開けてみてください。〔S〕
◇新着雑誌コーナーについての詳しいガイドはこちら
https://kansai-u.libguides.com/c.php?g=753401&p=5396974#s-lg-box-wrapper-20047626
◇東洋経済シリーズはデジタル閲覧も可能です
「週刊東洋経済」や臨時増刊はもちろん「就職四季報」なども閲覧できます
東洋経済デジタルコンテンツ・ライブラリー
◆紹介した資料の所蔵詳細
Aera = アエラ / 朝日新聞社