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らいぶらりログ ―ILL係の見た図書館: 目録あれこれ ~冊子目録とOPAC~

日々、文献のコピーと貸借本の発送にいそしむILL係が、作業中に出会った魅力的な情報をレポートします。

目録あれこれ ~冊子目録とOPAC~

2022/4/27 UP

こんにちは。ILL係です。

 

みなさんはKOALAを活用していますか?
KOALAとは関大図書館に所蔵している
資料の情報を検索するシステムのことです。1
インターネットにつながる環境があれば、
どこでも本を検索することができます。
私たちILL係も相互貸借の依頼を受けた時、
まずKOALAを使って所蔵情報を調べます。

 

KOALAのようにインターネットを用いた蔵書検索システムを
一般的にOPAC(Online Public Access Catalog)といいます。
今でこそ当たり前にインターネットがありますが、
それができる前はどうやって本を探していたのでしょう?

 

実は、以前は冊子目録というものを使って調べていました。
(正確にはもう一つ、カード目録というのもありましたが、
そちらはまたの機会に。)
冊子目録とは、蔵書のタイトル・著者名・請求記号などの情報がまとめられた本です。


タイトル名や著者名の五十音順に情報が並んでいます。
探している本を目録で見つけたら、
そこに書かれている請求記号を見て探しにいきます。


関西大学天六学舎図書館『関西大学天六学舎図書館図書分類目録』別ウィンドウで開く なんと手書き!)

 

しかし、冊子目録を使うためには、
わざわざ図書館まで行かなければなりません。
一度に使える人数も冊子の数に限られます。
しかも、蔵書の数が増えるにつれ冊子のページ数が増えますから、
どんどん分厚くなっていきます。

 

これらのデメリットを解決したのがOPACです。


OPACはインターネット上で利用できるので、
家にいながら、何人でも同時に検索ができます。
本の情報はデジタル情報として保存されているため、
場所をとりません。

しかもOPACなら、目次やあらすじも読めたり、
冊子目録ではできなかったキーワード検索もできるようになりました。
(さらに言うと、完全一致検索や前方一致検索など、
より詳細な検索ができる裏技もあるんです。詳しくはこちら↓
関西大学図書館蔵書検索システム: さらに詳しく

 

こうして本の探し方の変化を見ると、KOALAが便利なものに思えてきませんか?
ぜひKOALAを活用して、図書館を存分に使ってほしいと思います。〔E〕

 

◇KOALAの使い方について
https://kansai-u.libguides.com/c.php?g=753402&p=5396993

 


1."Kansai University OPAC for the Library" を略してKOALAと呼んでいます。

このガイドの作成者

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図書館  ILL係
ILL係とは、「学外相互利用(ILL)」業務を一手に引き受けている、図書館の中のセクションのひとつです。 もっと気軽にILLを活用してほしいという思いを込めて、いろいろな角度からILLの便利さ、奥深さ、コツ、ツボを、皆さんにお伝えいたします。