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映画を"読む"楽しみ
2020/11/23UP
秋が深まってきました。
秋の夜長に映画の話を……といきたいところですが、
DVDやVHSなどのメディア資料は館外貸出禁止なので、
ILL係がAV資料コーナーに足を踏み入れることは、残念ながらほとんどありません。
そこで今日はDVDの代わりに、映画に関する洋書を紹介します。
関西大学図書館は映画関係の資料も多く所蔵していて、学外からの貸借依頼もたびたびあるのです。
なかでも目を引くこちらの本。
Spirited away/Andrew Osmond, BFI, 2020. -- (BFI film classics) 
スタジオジブリ制作・宮崎駿監督の映画「千と千尋の神隠し」をコンパクトに解説・論評した一冊です。
この本が収められている”BFI film classics”シリーズ は、
英国映画協会(British Film Institute=BFI)がBloomsbury社から刊行している、
世界の古典名作映画についての評論シリーズです。
「千と千尋の神隠し」は海外からどんな評価を受けているのでしょうか。
英語で書かれた本ですが、ペーパーバックで121ページと薄く、多読感覚でごく気軽に読めます。
ちなみに、あまたあるジブリ作品の中から、”古典名作”としてこの作品が選ばれたのは、
アカデミー賞ほか数多くの国際映画賞を受賞し、外国語映画部門で歴代トップの興行収入を
マークするなど、欧米での知名度が非常に高いからだそうです。1
こちらは最近話題になったスタジオジブリのフリー画像。（常識の範囲内で転載しています。)
名シーンを思い浮かべつつ読んでみてはいかがでしょう。
©2001 Studio Ghibli・NDDTM
さて、映画の話をしたところで、図書館内の宣伝を。
総合図書館2階のAV資料コーナーがリニューアルされました。
複数人で視聴できるブースも新設されています。
こちらもぜひ、ご利用ください。〔S〕
◇Audiovisual資料コーナーリニューアル！！
https://opac.lib.kansai-u.ac.jp/index.php?key=jo7fz80bb-51439#_51439
◇AV資料コーナーのガイドはこちら
「DVDなどを観ることはできるのでしょうか？」
https://kansai-u.libguides.com/c.php?g=753401&p=5396982#s-lg-box-wrapper-20047632
◇多読についての基本ガイドはこちら
「英語で書かれた本を読んでみたいのですが…」
https://kansai-u.libguides.com/c.php?g=753401&p=5396974#s-lg-box-wrapper-20047629
■注
1.「Spirited away」p.6, back cover, Andrew Osmond, BFI, 2020
